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『パリ燃ゆ』待望の復刊

 本書は1871年3月26日、民衆の蜂起によって誕生した〈パリ・コミューン〉を題材とした傑作ノンフィクションであるが、今回新装版として復刊された。
 初版本(1964年)の「あとがき」で著者は「歴史の専門家ではない」と断ったうえで、「在った事実の力に頼りながら、学術的歴史書の持たない自然の肉付けをして、散文で書いた叙事詩と言った展開」を目指して執筆したと言う。

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公式ガイドブック『鞍馬天狗読本』

 NHKテレビで放映され、ブーム再燃となった「鞍馬天狗」の公式ガイドブック。大佛次郎記念館で開催された「二十一世紀の鞍馬天狗――見る、考える、行動する」展(2008年1月4日から3月23日まで開催)の図録として編集されたものだが、一般書店でも発売され好評。
 自筆原稿、〈天狗シリーズ〉の初版本、挿絵原画、映画ポスターと並んで、子ども達の遊び道具として親しまれたセルロイドのお面、双六、かるた、めんこ、また講談や漫画になった本などが、カラー口絵で紹介されている。

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大佛次郎セレクション第一期完結

この作品は昭和2年(1927年)5月14日より同3年11月6日まで『東京日日新聞』に連載、同3年に三巻本として改造社より出版されたものだが、今回、新潮文庫から大きな活字による新組みで久々に復刊された。
『赤穂浪士』は、元禄15年(1702年)に実際に起こった事件を題材にして小説化されたものであるが、古くから歌舞伎・文楽の演目「仮名手本忠臣蔵」、あるいは映画・テレビにおける「赤穂義士」として日本人に親しまれてきた。

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鞍馬天狗傑作選 完結

@『角兵衛獅子』+ A『山嶽党奇談』+B『鬼面の老女』 
文藝春秋から新書版として刊行された「鞍馬天狗傑作選」(全三巻)がこのたび完結した。
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『赤穂浪士』(上下)大きな活字で復刊

「自選集現代小説」(10巻、朝日新聞社)、「時代小説全集」(24巻、同)からもれていた作品のうち、特に入手困難な作品を収録した〈大佛次郎セレクション〉の第一期全6冊が完結した。全巻の編集と解説は、長らく大佛の謦咳に接し、『パリ燃ゆ』執筆時にはフランス語文献・資料整理に尽力した村上光彦(大佛次郎研究会会長)による。
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新刊・鞍馬天狗傑作選@A

@『角兵衛獅子』+ A『山嶽党奇談』 
懐かしい「鞍馬天狗」が帰って来た。今回は08年1月からスタートするNHK木曜時代劇「鞍馬天狗」(夜8時よりNHK総合。全8回。主演=野村萬斎)に合わせての刊行であるが、選ばれたのはかつて『少年倶楽部』に連載され熱狂的に支持された二作品と、天狗シリーズ初期作品および初期短編が主となった(B『鬼面の老女』は近刊)。

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大佛次郎セレクション続刊

『白い姉』+『灰燼・露草』+『生きてゐる秀頼』 
好評のうちに迎えられた〈大佛次郎セレクション〉(全6巻。未知谷)は、最初の2巻に続いて5巻まで配本され、順調な売れ行きを伸ばしている .
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大佛次郎セレクション刊行始まる

大佛の主要作品は「時代小説全集」( 24 巻)、「自選集現代小説」( 10 巻)、「ノンフィクション全集」( 5 巻)を始め、これに『天皇の世紀』( 10 巻。文庫版は 17 巻。以上すべて朝日新聞社刊)とエッセイ集(単行本およびアンソロジー)を加えれば、その全貌はほぼ網羅されていると見て間違いないだろう。

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新刊・文春文庫版『終戦日記』(大佛次郎)刊行

昭和19年9月10日から終戦(20年)の年の10月23日まで、太平洋戦争末期の日常生活を具体的に書きとどめた日記。鎌倉における人びととの交流や文士たちの動向、あるいはトルストイ、ゲーテなどのヨーロッパ文学の読書感想などが綴られる。
さらには、作家生活のなかでも重要な作品となった『乞食大将』(後藤又兵衛の一代記)の執筆進行具合などが窺える。
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ロシア語版『赤穂浪士』刊行

 大佛次郎の代表作のひとつ『赤穂浪士』のロシア語版が上下二巻本として、2006年4月にサンクトペテルブルグの出版社ハイペリオン社から刊行 された。今回の出版は、明治時代以降の優れた日本文学を海外に紹介することを目的に、02年に文化庁が開始したプロジェクト、「現代日本文学の翻訳・普及事業」(Japanese Literature Publishing Project:JLPP)の一環として実現したものである。なお、翻訳は日本文学に造詣の深いアレクサンドル・ドーリン氏によるもので、冒頭には訳者自身による序文が付されている。

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新刊『鞍馬天狗とは何者か――大佛次郎の戦中と戦後』

当研究会会員である小川和也氏の新著が藤原書店より刊行された。
本書執筆の動機として著者は、「大佛が軍国主義に対して、批判的であったというのは、通説化している。だが、戦時下に反戦の精神をもった知識人は、基本的に『沈黙』せざるを得なかったのに対して、大佛の場合、雑誌・新聞に執筆しつづけていた」ことを疑問に感じたことが出発点になっていると記す。
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