The Society of OSARAGI Jiro
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●『「ちいさい隅」の四季』カバー

 



●「ハマの弁天通り」
 挿絵=島田四郎(本書より)  

『「ちいさい隅」の四季―大佛次カのエッセー』(大佛次カ生誕120年記念出版


「横浜愛」に彩られた大佛随筆のエッセンス
横浜生まれの大佛次カは、1958(昭和33)年から72(47)年まで、神奈川新聞の一面に随筆「ちいさい隅」を529回にわたって連載したが、同紙では2015年1月から12月までの間、創業125年を記念し、掲載分の中から52編を毎週土曜日に再掲した。本書は好評だった連載を一書にまとめたものである。大佛は生涯に1754編の随筆を書き残したが、同紙への寄稿はその割を占め、最大の発表の場となった。本書に眼を通せば、時代を見通す作家の洞察力に改めて驚かされる。また、滋味溢れる文章の細部からは深い教養と広い見識」(河盛好蔵)が見て取れる。 なお、今回の企画では毎月の初めに季節の随筆を置き、各月にテーマを据えるという斬新な趣向を凝らした点が特徴だ。50年の時を隔てた今もその輝きは失われず、私たち読者に生きることの意味を語りかける。

[収録作品]

一月 時代へ社会へ
 年の初めに|梅の花と地球|桐下駄|時計のない時計屋|日の丸のこと
二月 ふるさと横浜
 今年の雪|冬の夜がたり|ハマの弁天通り|尋ねびと
三月 東と西と
 梅の右大臣|宝石|京の小窓|足で歩くこと
四月 舞台を見つめ
 遠山桜|近くに在る顔|フィデリオ|むらさき屋
(三)
五月 子孫に残す
 四季の店|自然を育てる|一部の文化人|山の影|ひとつの訴え
六月 猫は生涯の伴侶
 花と人と|八百屋の猫|ここに人あり|ある白書
七月 創作の宇宙
 ほたる|マコーリ男爵|ナポレオンの寝台|三千院
八月 鎌倉びと
 つきかげ|鎌倉びと|路地礼讃|樹木の言葉|鎌倉の門
九月 読書の人
 月の客|セーヌ河岸|古本さがし|三つ子の魂
十月 思い出の人
 この秋|屋根の花|荷風の人嫌い|横浜の谷崎氏|獅子文六
十一月 美に魅せられて
 雑木山|春信|秋風の壁−佐伯祐三展|路可伝
十二月 生きること
 冬あたたか|町の大工|日向ぼっこ|無用のこと
以上のほかに作家辻原登の巻頭エッセー「大佛次カは郷里の人」、解説「大佛次カと神奈川新聞」、資料「ちいさい隅」一覧と随筆集収録状況、大佛次カ年譜を収める

判型・定価など

判型= A5
頁数=274
定価=1500円+
神奈川新聞社

 

 

 

 

 

 

 

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